空を飛べる君だから

 

ミュージカル『魔女の宅急便』を

観に行ってから1ヶ月が経ちました。

(6/3 夜公演)

 

 

暖かくて可愛くて胸がきゅーんとなるお話とカンパニー。
言葉にしちゃうとこの気持ちが消えちゃう気がして、このまま胸にとどめて置こうかなーと思ったり。


でも、人は忘れる生きものだから、

今更だけど、少しでも思い出せるように残すことにしました。

 

まず、入ってびっくり。
客層がちょっと違う。でもそれは舞台慣れしてる人からしたら、もっとそうだろうなと思った。
ちっちゃい子どもやスーツを着たおじさん、制服を着た男子高校生におしゃれなマダム。ジャニーズのコンサート会場ではあまり見ない人たち。幕間には名刺交換していたり、「お久しぶりです」なんて声が飛び交っていて頭を下げている人も。近くを通った方が「いつもと違って女の子ばっかりね〜顕嵐くんのファンかしら」って言ってる声が聞こえた。こういう方たちに観ていただけるのは嬉しいなと思う反面、大丈夫だろうかと何故か私まで緊張してしまいました。

 

でも、そんな心配いらなかったみたい。


そこにいたのは顕嵐くんではなく

トンボだった。
顕嵐くんにしかできないトンボだった。


動きがずっと可愛くて手がペンギンみたいになってて、こんなに可愛い顕嵐くん見たことないって思った。

あんなに可愛く「お仕事頑張って」って言われたら頑張るしかないよね、、笑

歌声もいつもの声じゃない。私は歌のことは詳しくわからないけど、努力というひと言じゃ片付けられないほど練習したんだろうなーと。
でも、ダンスシーンのステップやターン、癖のある肩の動き。時々見える顕嵐くんにドキッとしたり。
0番で堂々とダンスする姿は華やかで煌びやかで格好良かった。

本当に最後のさいご。
カテコでひとり前に歩いてくるとき、メガネをクイって下げた。
その時にやっと、「あ〜顕嵐くんだ!」と思った。いや、正確には「顕嵐くんだったんだ!」かな。

 

そして、
全ての台詞が良かった。切なくてエモーショナル。「トンボにも魔法はあったんだね」ってキキに言われたトンボが目をキラキラさせながら「ほんとぉ?」って言うところがすごく可愛かった。

キキが「私、まだ本当の魔法を探してるの」って言ったあと、トンボが小さな声で「でも、キキはもう飛べるじゃん」って拗ねたように下を向いて呟く台詞。

 

ちょっとだけアイドルの顕嵐くんを重ねてしまったんだ。

願っていなかったのに叶えていった人を、きっと顕嵐くんはたくさん見ている。願っていたのに叶わなかった人のことも。

 

ずっと空を飛ぶことだけを
夢みてきたトンボ。

生まれた時から飛べることが
決まっていたキキ。

 

みんなと仲良くて愛されているトンボ。

魔女じゃなければみんなと仲良く
できるかもしれないのにと悩むキキ。


才能と努力。
お互いを羨む気持ち。

トンボは「生まれた時から飛べるなんて、飛んだ時の感動が薄そうだな」と
皮肉を言っちゃう。

でも、いつしか
トンボの夢は空を飛ぶことではなく、「キキと」空を飛ぶことに変わっていく。

顕嵐くんの夢がメンバーの、ファンの夢になる。なーんて、重ねてみちゃうのはオタクの悪いクセかな。


キキの心のバランスが崩れて体調が悪くなって空を飛べなくなってしまう場面。
でも、町長がどうしても飛んで欲しいとお願いしにくる。
このとき町長からキキを守るような動きがとても良かった。

そして、1番泣けたシーン。
「僕が、やります」
「キキのことは...悪く言わないでください」この日1番大きな声だった。
思わず、息を飲んでしまった。

直視できないほど、想いが伝わってきて、痛いくらいに溢れてた。

私の席は近いわけじゃなかったけど、

気づいたら双眼鏡を一切使ってなかった。

顕嵐くんの想いを、

カンパニーの想いを、

直で受け取ったから。

魔法のおすそ分けをもらっちゃって、

私、今こんなに感動してるよ!って

表情で伝えたくて、、

(あっちからは見えていないんだろうけどね笑)

 

 

 

観客は圧倒的にジャニーズファンが
多かった。
それでも、顕嵐くんはアウェーだった。

周りの演者たちの技量が凄すぎて。
感想をみても厳しい意見が沢山ある。悔しいけど、貴重な意見。

最後のキキとトンボのハモリのある歌はとっても綺麗で。
正直、決まった時はなんで顕嵐くんがトンボ?!って思った。

でも、終わってから分かったよ。

今回のミュージカルのトンボって大人と子どもの狭間にいて、可愛くて格好良くて、弱そうで強くて、、
なんだ、顕嵐くんじゃん。

東京公演から大阪公演の間で大人(20歳)になる顕嵐くん。
トンボはまさに今の“阿部顕嵐だった。

大阪公演も観に行きたいな....

 

 

 それと、岸くんたちが観に来てくれたみたいだね。あの5人の関係性はずっと変わらないでいてほしいな。岸くんが雑誌で「正直メチャクチャうらやましかったです」って言ってくれたね。
あの夏、ずっと一緒に切磋琢磨してきた岸くんが、大きな舞台も経験している岸くんが、「羨ましい」って。嬉しいね。

Love-tuneのみなさんは観に行ったのかな??観に行ったら是非感想が聞きたいな!

 

顕嵐くんのおかげで素敵なミュージカルに出会うことができました。
ありがとう。

 

 

 

ねぇねぇ顕嵐くん、あのね...