「頑張れ」は祈りだ
お正月。
寒いけど爽やかな青空。
食べ過ぎたお餅。
ボーッと観ていた「はじめてのおつかい」。
横断歩道の前で男の子が立ち止まっている場面があった。一歩も動かずに。後ろからお父さんが見ている。そして、目線を合わせて「頑張れ」と声をかけた。
男の子はなにかを決心したような顔つきになって足を踏み出した。その後ろ姿を見ながら、お父さんは何度も「頑張れ」と叫んだ。
その時にナレーションが流れる。
「頑張れは命令でも応援でもなくお父さんの祈り。
これから強く生きていくための祈り。」
涙が溢れて、腑に落ちた。
ああ、そうか、「頑張れ」は祈りだったのか。私はずっと「頑張れ」の代わりの言葉を探していた。人を応援するときよく「頑張れ」という言葉を使ってしまって、もう頑張っている人に失礼なのかもしれないと思うことがあったから。
ライブで緑色のペンライトを振っているとき。
舞台の感想をファンレターに書くとき。
私の心にあるものは祈りだ。
応援でも命令でもない。
元気に幸せに暮らせますように。
スポットライトを浴びてキラキラ輝いていられますように。
ここに貴方の幸せを本気で願っている人がいることが届きますように。
どうしようもなく孤独を感じて不安で押しつぶされそうになっても味方が沢山いることを思い出してくれますように。
「頑張れ」のなかに無数の祈りを込めている。
2018.11.30。あの日もそうだった。
私の好きなアイドルがあと6時間でいなくなりますよ、と告げられたとき。
頑張れオレ!頑張れみんな! pic.twitter.com/Ab1PHYZGms
— よもぎ (@lt_yomogi) 2018年11月30日
頑張れーー!頑張れー!
— よもぎ (@lt_yomogi) 2018年11月30日
萩ちゃん頑張れー!!
Love-tune頑張れー!!
届けー!!!!
私の想いは「頑張れ」だった。あの日ほどオタクは無力だと感じたことはない。あと6時間だと言われて何か出来るはずもなく、ただただ心の叫びをツイッターに書き込むしかなかった。
でも最近気づいた。その祈りの1万分の1くらいは届いているかもしれない。だからこれからも「頑張れ」と祈る。光の中をズンズン進む貴方がもっともっと輝いていけるように。
頑張れ!!!萩ちゃん!!
頑張れ!!7ORDER!!
今日はそんなことを語りたくなった日。
デビューは死ぬほど悔しくて、嬉しいです。
あの頃の夢は託したぞ。
でもいまの夢はぜんぶ持ってる。
いつか笑ってまた再会そう絶対、だね。
萩谷くん、『えんとつ町のプペル』
初日おめでとうございます。
初座長、初主演、おめでとうございます。
みんな頑張れ!!!!!!!
ささやかながら祈っています。